事業会社の方へ

戦略的カーブアウトを活用した
事業再編について

カーブアウトとは分社化による事業の「切り出し」を意味しております。その中でも、私どもは一定の事業戦略のもとに既存企業の持つ有形・無形の資産(技術・知財・ブランド)を「切り出」し、外部資本の導入を行いつつ、当該事業の持つ潜在的な可能性を最大化する事を戦略的カーブアウトの基本的な考え方として提案しております。

日本の大企業は過去の事業展開の中で社内に様々な有形・無形の資産を蓄積してきており、その中には潜在的可能性が高いものが多数含まれております。また、人材も流動化しつつあるとはいえ、人的資源はまだ在来型企業に偏在しているのはないでしょうか。

ところが、この潜在的可能性を含む資産・人材が休眠状態に陥っているケースが多いと私どもは考えます。その理由としては、近年の選択と集中の加速の結果としてノンコア事業とされた場合は当然ながら、それ以外にも現状では諸般の理由により資産活性化が十分できない、既存の社内風土では活性化できない、自社単独運営だけでは中途半端、過去のしがらみの結果思い切った手がとりにくい等のさまざまな要因が考えられます。

こういった状況下、潜在成長力のある事業を社外に切り出し、新たな視点で戦略的なシナリオを描き、グローバルマーケットの捕捉も含めた新たな成長のステージに入る事が可能になる事例も多いと考えます。

日本産業パートナーズはこの戦略的カーブアウト( 切り出し) の構想とその実現の為の様々なアレンジメントを提供すると同時に株式取得を通じて外部株主として事前に合意された事業戦略に基づき積極的に経営に関与し、切り出された事業の活性化と価値向上を経営陣と共に実現することをその投資方針としております。

単なる事業の売却処分、資産の処分による価値実現ではなく、事業の切り出し(カーブアウト)を行ったあとも、継続的に事業成長が期待できる戦略的な仕組みをカーブアウトを行う企業、カーブアウトされた事業体、その経営陣などの関係者と共に考察することが重要と考えております。
日本産業パートナーズでは事業活性化のための戦略的カーブアウトを活用した事業再編、事業活性化について具体的なご提案をしております。是非お問い合わせください。