代表メッセージ

私ども日本産業パートナーズ株式会社は2002年の創業以来、日本の事業会社の事業の活性化を支援する投資基金として主として大企業における事業再編に伴う事業カーブアウト(分社化)や独立中堅企業の事業再構築において、資本のご提供や経営支援を行ってまいりました。

その間、累計投資件数は30件となり、投資対象事業は製造業を中心として食品、流通、サービスなど多岐にわたり、投資類型も事業カーブアウト、MBOなど各種の投資経験を蓄積しております。投資基金の規模も累計で6000億円を超えております。

90年代のバブル崩壊以降、日本の産業は国内市場の成長鈍化、
世界経済の一体化と競争激化、新興市場の急速な発展、
などの現象が一段と進展する中で生き残りのために急速な対応を迫られております。

厳しい局面ではありますが、世界で競争できる技術や商品力を持っている事業が
たくさんあることも事実であり、世界市場において日本の産業が力を発揮できる
余地は依然として大きいものと私どもは確信しております。

また国内市場において経済規模の拡大は大きくは見込まれない中でも、
多様化する消費者の新しい需要に応えられるような事業展開を
図ることにより成長できる事業もあります。

いずれの場合におきましても、在来型の事業会社が新しい環境に適応しながら今後さらに成長発展される際に私どもがお役に立つ機会があるものと考えております。

投資の実行にあたっては、私どもは第一に事業そのものの本来の力を十分発揮できるような条件を整えること、第二に経営陣、社員、株主など関係者にとってよりやりがいのある事業にすること、に特に留意し、事業推進をご支援したいと心がけております。

弊社の投資事業を通じて日本経済の活性化に些かでもお役に立つよう努めたいと考えておりますので引続き皆様のご指導ご支援をお願い申し上げます。

日本産業パートナーズ株式会社
代表取締役社長 馬上英実